この旅で、いちばんはっちゃけてる写真です。
もっと早くからこう、何と言うか、楽しんでおけばよかった。
日本戦の結果と、盗難事件のせいで存分には心を開けなかったし。
後悔が残るドイツW杯の旅でした。

でも、一生でおそらくいちばん密度の濃い1ヵ月。
いいことも悪いことも、全部記憶に留めておきたい。

てなことで、ここからは帰国までの覚え書き。
写真はもう日を追えるものはありませんでした。

7月8日、シュツットガルトで3位決定戦を観る。
試合の行方はさておき、僕の注目は主審の上川さんと副審の廣島さん。
日本人がこの舞台で笛を吹けるなんて…、感慨深いものがあるね。
うん、審判だけど、誇りに思えたよ。ジャッジもよかったし。
スタジアム、クリスチアーノ・ロナウドへのブーイングがいっぱい。
反骨精神溢れる僕は、そのうち彼に声援を送るようになった。

7月9日、決勝戦をテレビ観戦。
結果はまあありがちなスコアだったけど、
それまでの予想外の展開に驚く反面、寂しさを覚える。
僕たちが参加したW杯の最後がこれか、と。

7月10日、買い物と荷造り。
たいしておみやげの用はなかったけど、
足りない分をフランクフルトまで買いにでかける。
決勝戦も終わり、W杯グッズの投げ売りないかな、とか…。
荷物はもう驚愕の世界。1ヵ月でこんなに増えるか!
と思うくらいの量に。確かにTシャツとか結構買ったけどさ。
急遽大きな箱を調達しDHL。想定外の出費。

7月11日、離独。
1ヵ月ちょっと前に迎えにきてもらった空港に、
こんどは送り届けてもらう。なんだかぎこちない会話。
共に母国語ではない言語で、ほんとうの気持ちを伝え合うのは難しい。
男同士で長く別れを惜しむのもなんなので(苦笑)
あっさりとしたものだったけど、ただ感謝を伝えるのみ。「また会おう」
フランクフルトの空港はやたら大きくて無機質で好きになれない。

7月12日、香港着。
今回、キャセイパシフィック航空を利用したので、
経由地となる香港でステイが可能だった。
その利点を生かしてここから2泊滞在。
かつて仕事で住んだところを懐かしく探索。友人にも会う。
でも疲れからか風邪をひいてしまい、大人しくしてました。
かなり暑かったけれど、部屋の中は寒いのだ、香港。

7月14日、帰国。
旅の終わり、成田は夕立がやんだところだった。
すごい雷だったよとタクシーの運転手。
はぁ、ドイツですか。まだやってたんですね~、と
野球中継のラジオが流れるタクシーでの会話。
いつかここでサッカーの話ができる国になるのだろうか。
成田泊、狭い部屋、飛行機から続く圧迫感でつぶされそうになる。

7月15日、Jリーグオールスター戦。
ドイツから帰って、すぐに鹿島のオールスターに行った日本人は
ほとんどいないだろうな(笑)。記者とか関係者以外は。
ん?成田に帰ってくるんでしょ、じゃあそのまま鹿島に行っちゃえ、と。
5月には計画を立て、ホテルとチケットの手配を済ませていたのでした。
昨日までの閉塞感は、成田から鹿島までの田園風景と、
スタジアムで久しぶりにのんびりと観た試合で癒された気がした。

長い長い旅は、こうやって終わりました。