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2009/09/16

妥当な措置、だけど

先日中止とされた鹿島×川崎戦、
その処遇が今日のリーグ理事会で決定された。
中断された時点から、前の記録を有効として後日試合再開。
10月7日に16分+ロスタイムの試合が行われる。

あの試合が中止されてしまった以上、
誰もが考えうる最も妥当な措置だと思う。
でもそれを引き出すには、かなりの苦労があったに違いない。

過去の通例である、0-0からの再試合。
または試合を途中打ち切りとして1-3で成立させてしまう。
双方が共に納得することのない、こんな結果にならなくてよかった。
再試合をするとしても、前のエントリーに書いたように今季は忙しい
川崎には空き日程がなかった。
でも、totoもあるし、早期に決着しなければいけなかった。

いろんな要素が絡み合って難しかっただろうけれど、
それでもベストの妥協点を見出した理事会には敬意を払いたい。
リーグも変わってきたのかな、と思う。いい方向に。
柔軟に、選手が、サポーターが納得する方向を導き出したのだから。

10月7日という日程にはある意味で驚いた。
翌8日には、アジアカップ予選の香港戦がある。
リーグ1位、2位のチームの選手が召集から外されるということだ。
憲剛と川島、岩政と内田が呼ばれることはない。
7日の試合は原則中断時の選手がそのままピッチに立つこととされて
いるからね。発表はされていないけれど、呼ばれないよね?
協会も譲歩したんだろう。岡田監督が確か鹿島スタジアムに来ていた
と思うけれど、彼も中止するような天候ではないと考えたはずだし。
再開試合には協力してくれるだろう。
まさか16分だから大丈夫とか言わないよね…。

…丸く納まったように思えるけれど、いい結果だとは書いたけれど、
やっぱり、あの試合が中断されて、再開試合をしたとしても、結果が
まったく同じとは思えない。
条件も違うし、それまで選手が怪我してしまうかもしれないし、
疲れもメンタル面もぜんぜん違ったシチュエーションになる。
だからこそ、間違った判断を下した審判団とコミッショナーには、
もう一度サッカーの本質というのを考え直してほしい。
試合は誰のためにやっているのか。。。

まあでも、時計は戻せないのだから試合再開を楽しみにしよう。
観客を入れるのかどうか、チケットの扱いはどうなるのかなどはまだ
発表されていないけれど、はたして16分の試合のために観客は集まるのか。
鹿島はホームとはいえ平日の夜だ。川崎ははるばる出かけなきゃいかん。

お気楽な観戦者的立場で言うと、実は16分の試合はすごく楽しみ。
だっていままで観たことないでしょ、日本では誰も。
短い試合、それも点差がついている場面で、どのようにモチベーションを
もっていくのか。コンディションをどう作っていくのか。

試合時間が短いから、最初から飛ばせるだけ飛ばせばいいと考えるかも
しれないけれど、トップギアは10分くらいしか続かない。
よく交代選手が入って最初は勢いよく走りまわるけれど、そのうち最初から
出ている選手よりも疲れてるんじゃないかと思うほどスピードが落ちる。
急に上げ過ぎると、その反動は半端なく体の動きを止めてしまう。
チーム全体でトップギアに入れてしまうと、残り5分+ロスタイムで
ヘロヘロになってしまいかねない。どっちのチームも、5分で3点を入れる
決定力はあるのだ。

とはいえ、最初受け身で入ってしまうと(川崎はよくやっちゃうけれど)、
なかなかギアチェンジができない。後半に入ってようやく体がキレてくる
ということもよくある。あれやこれやと何点も入ってしまうこともあるだろう。
選手はもちろん、コンディショニングコーチ、試合前のアップをどうするのか、
フィジカルコーチがどう体を仕上げていくのか、そんな総合力が普通の
試合よりも色濃く結果に反映されるかもしれないね。

川崎は2点のリードを守るのか、追加点を取りに行くのか。
鹿島は最初からトップギアで行くのか、まずは落ち着いて入るのか。
チーム内の意思統一がカギにもなりそうだけど、この2チームに
その心配はなさそう。だからこそ1位と2位にいるんだ。
だから、どんな戦術を取るのか、非常に面白い試合になりそうだ。

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2009/09/13

納得いかん

今季のJリーグ天王山。
というには勝ち点が離れているけれど、
1位と2位の戦いだ。

それがあれしきの雨で中断、中止、ノーゲーム。
今日はテレビ観戦だったけれど、もっとひどい状況で
試合が行われていたのを、サッカーファンなら誰でも知っている。
雷や強風で観客に危険があった訳じゃない。

雨でも雪でも試合を続けるのがサッカーじゃないのか?
自然と戦うのも、試合の要素のひとつでもあるはずだ。
観客だってそんなこと十分に承知している。
水が浮いたピッチで、ボールは何度も止まったけれど、
選手たちは持てる技術を駆使して勝利を目指していたんだ。

試合中断時間は30分程度。
観客の帰りの足を心配したとも言われている。
ちょっと待て、地震で電車が止まって僕がスタジアムに
たどり着けなかったときも試合を強行したじゃないか。
あの時点では帰りの足なんてあるかどうか不明だったのに。

試合を止めたのは悪い判断ではなかったと思う。
現地にいなかったから、どれだけ危険があるかはわからんけど。
でも残り15分程度、点差は2点、ここで中止にするということは、
審判なりコミッショナーが試合結果を左右するということだ。
これは避けてほしかった。
川崎がそのまま逃げ切っていたかもしれない。
まともにプレーできない状況でも、もしかしたら鹿島が追いついて
いたかもしれない。

日を改めて再試合ということらしいけれど、再試合まではかなりの
期間を要するはず。
ACLやナビスコも残っている川崎に、ウイークデーだろうが日程が
空いているわけがない。カレンダー見たらもう最終節直前のところ
しか空いていない。
そんなところも総合的に判断したんだろうか。

そして再試合の条件だけど、今日の結果をリセットして初めから
やり直しというのがJリーグの通例らしい。おかしいよね?
調べてみたら、過去2度だけ得点差がついている時点で中止に
なって、0-0から再試合をやったことがあるらしい。
でもいずれも前半戦で中断になって、再試合になったとのこと。
試合終了までわずか15分というところで打ち切り、というのは
あまりにも切ない。

鹿島にとってもそうだ。
たとえ仕切り直しで最初から再試合して勝ってそのまま優勝しても、
あの負け試合が中止になったからね、と必ず言われる。
そんなの悔しいでしょ。

だから、最後までやってほしかった。
どんな泥試合になっても、決着をつけてほしかった。
試合中止が決定したとき、鹿島の選手が喜んで引き上げていった。
王者、のそんな姿も見たくなかった。

15日のリーグ理事会で再試合を含めた対応が協議されるらしい。
どんな結果が出ても、みなが納得することにはならないだろう。
あのまま続行することだけが、万人の納得する結果となったはずだ。
こんなんじゃ試合できない、と両チームも観客も、誰ひとりアピール
していなかったのだから。

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